国立小学校受験はいつ始める?
我が子が独学で国立小学校を受験し、合格した経験をもとに
『いつから勉強や対策を始めたら良いか』について考えていきます。
幼児教室では年少児から本格的なクラスがあるようで
(もっと早くから先を見据えるなら、0歳児からの教室を開講している所もあるけれど…)
早く始めれば始めるほど良いような感じに思えてくるけれど、
実は年長からでも間に合いますよ、って思ったりもしてマス。
ワーママ塾なしでも小学校受験に合格できたタイムスケジュールはこちら▼
国立小学校受験に向けて我が家はいつから準備したか
我が家が情報収集を始めたのは、年中の秋。
ただ漠然と「一年あれば何とかなるっしょ」って思ったから。
秋ぐらいに募集要項が出るのは、昔々に附属幼稚園の説明会に行った記憶があったから。
それも秋ぐらいだったよな~なんて漠然な記憶。
でもいざ情報収集を始めたものの、どこにも詳しい情報はなく焦りまくった記憶あり。
それもあって、こういったブログがあれば後進の方のお役に立てるんじゃないかと思ってブログ始めたんですよね。
なので、年中の秋ごろにネットで情報を収集して、前年度の募集要項を見ながら
自分がどのように学習を進めていくか計画を立てていったのデス。
公式HP以外で役に立ったのは、受験塾のホームページ。
私は月~金(下手をすると土日も)フルタイムで働いていたので幼児教室の開講時間とは
時間が合わず通う事はできなかったけど、
「塾はこんな感じで準備を進めていくんだな~」ぐらいの時間軸の参考にはかなりなった感じ。
結局実際に勉強らしい勉強を始めたのは、年長の春。
情報収集から実際に勉強を始めるまでに半年の時間が空いたのは、その間に
親である私が情報収集を少しずつ進めていたり、
夫とも家族としての意見(そもそも受験するか否か)についてをすり合わせていたり、
していたので。
でも結論から言うと、『年長の春からの開始はやや遅かったかも』って感じ。
なぜなら…は次の章に書くとしマス。
国立小学校やその受験についてザックリ知りたい時に役に立った本▼
『何から』勉強したら良いか知りたい方はこちら▼
国立小学校受験の勉強を始めるべき時期
早くからゆっくり始めるに越したことはないとは思うけど、
子供が飽きたり、変に学習(答えや方法だけを暗記して自分の頭であまり考えなくなる)したり
する恐れもあるんではないか…とも思ってマス。
結論は、『年中の冬、できれば12月末から始める』がベストかと。
正直に言うと、ペーパーワークだけならもっと短期集中でも良いと思うのよ。
そんな出題されるであろう範囲って広くないから、そこにヤマはって集中的に取り組めば
何とかなる。後は処理スピードを上げていくだけの作業。
でも我が家が一番苦戦したのは、『季節感』の話。
例えば、年中行事で「柚子湯っていつ入る?」とか、
「千歳飴は何の行事で使う?それの季節はいつ?」とか。
「ぼたもちっていつ食べる?」とか。
子供が小さい頃から季節の行事ごとを家庭内できちんと子供と共有しながら
丁寧な暮らしをされているご家庭なら問題ないが、我が家は核家族。
そんな事をフォローしてくれる祖父母もいなければ、日々の生活に追われる我々父母は
「今日はお月見だから、ススキとお月見団子を買ってきたよ」なんて優雅な生活はしていない。
だから子供たちもそういった昔ながらの季節の行事や季節の花にかなり疎い。
そいういった『経験』ってなかなか自分で体験しないと記憶に残らなかったりする。
だから、受験勉強を始めるなら『年中の冬』。ペーパーワークから始めると、
子供もギョッとするかもしれないので、まずは家族で行事を楽しむという事から始めてみては?
という提案なのデス。
ちなみに年末から始める理由は、愛教大附属小の受験は1月だから。
12月から始めれば何となく一年間の行事は網羅できる。
12月の後半から行事が目白押し。
クリスマスは親がいちいち言わなくても子供は勝手に記憶していると思うので、
『ポインセチア』『年越しそば』『除夜の鐘』『初詣』『門松』『餅つき』『おせち料理』『七草がゆ』
その辺りが冬の季節のものなんだな~って子供が思えるような出会いをさせてあげられると良いかな。
普段なら、七草がゆなんでまず作らないけど、その年だけは頑張って作ってみては?
なんで七草がゆ食べるの?とか、七つの葉っぱって何だろう?とか。
正直親でも七草の正体なんてスラっと言えない。
今更聞けない常識を、子供に教えるという建前で一緒に学ぶ事が出来て私としては結構
楽しかった。
受験には七草の内容なんて全く関係なくて、受験の事だけを考えるなら不必要な情報なんだけど
でも、「七草=冬」だけ覚えるのって詰まらないから、そこから親子の会話を広げていくことが
大切なんじゃないかな~って思ってる。
大人も勉強になる季節など一目でわかるポスター▼ 我が家は脱衣室に貼っていました。
準備の具体的スケジュール
・親は情報収集。両親で意志の統一が出来ていないなら、気持ちのすり合わせを!コレかなり重要!!気持ちがすれちがったまま進むと後からツライ…
・季節の行事を楽しんだり、折り紙や切り紙など工作を通じて基本的な巧緻性を高めていく。アイロンビーズや羊毛フェルトも良いかも。本人が無意識に「机に向かう」「集中する」「学ぶ」習慣をつける事がまず重要。この先ペーパーワークを進めるにあたって、学ぶ事が嫌いにならないように…
・自宅で市販のテキストを使用しながら学習を進めていく。まずは色々な問題に触れさせるのがベター。時間にとらわれず、時間をかけても正確に解いていく力をつける。
・夏休みには幼児塾の短期集中講座が開校される事がある。時間が合うなら、一度行ってみて。一般生でも先生は具体的アドバイスをくれるので、それを基に親がこつこつ自宅で指導できる。
・夏までの学習で、本人が苦手とする分野にじっくり取り組む。
・入試直前!幼児塾で模試や短期講座があれば受けてみて。具体的なアドバイスがもらえたり、こちらも半年の間に疑問に思ったことを質問できる。
・まずは体調管理。せっかく頑張っても本番体調崩したら、元も子もない…
親がフルタイムワーカーなら、直前に詰め込むとか、はかなり厳しい。
そういった意味でも親がきちんとスケジュール管理をして、焦らない事がとっても大事。
意識的に隙間時間を活用したり、朝の通園時間までの時間などを使って
コツコツを積み上げていく事が大切かな、と。
ペーパーワークだけなら年長夏からでも全然始める事はできると思う。
でも、前章でも話題に出した七草の話のような子供との関りが、受験だけではなくて
今後の小学校以降の生活においての基礎学力や生活力の基になると思うので、
折角やるなら親子共にゆとりをもって(途中しんどくなったら数週間休んでも大丈夫って思えるくらい)
取り組めたら良いのかなーと思いマス。
名古屋で受験できる小学校はどこか知りたい方はこちら▼